ボイスサンプル 音声編集の仕方【④コンプでのレベル調整(基本編)】

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UA 1176 Limiter
いよいよ音量アップに直結するパートになります。
今回はコンプレッサーを使って音量レベルの調整を行います。
使用例はwavesのRcompです。
また、UR1176タイプも簡単に説明します。
また、今回は基本編と応用編を設けましたので、ぜひどっちも試してください。
他にいいやり方があったら、ぜひ、しゅなうざーにも教えてくださいね!

◆手順
(今回は事前にノーマライズをしておきます)

(基本編)
①レシオの設定(attack、releaseの説明は省きます)
②スレッショルドの調整
③出力レベルの調整
④とりあえず少し音圧あげたい
→マキシマイザーの使い方

(応用編)
①attackの設定
②releaseの設定
③コンプ二段掛け

◆前置き
セリフの音量の幅は結構大きく、ある程度その抑揚を抑えてあげないと「叫び声だけ聞こえて、後はよく分かんない」状態になります。
また、セリフの内容やテンションによって設定する値も異なってくるので、ここが腕の見せどころになってくるかもしれません。
音量の大きい部分と小さい部分を分けて、それぞれのレベルを整えるのも手ですし、有効なのですが、
コンプをかけることの恩恵も結構ありますので、今回は「コンプで整える」ことだけを説明します。

◆手順
(基本編)

snapcrab_808-kick-ins-1-rcompressor-mono_2016-11-21_1-54-27_no-00

①レシオの設定
まずコンプレッサーのパラメータ説明を簡単にご紹介。
(ここを理解するのがキモなので、イメージできない方は「コンプレッサー使い方」で検索!!)

attackは最小、リリースは250msくらいで調整しましょう。するとコンプレッションしやすいかと思います。
あとはレシオですが、ひとまず2.00で行きましょう。

②スレッショルドの設定
☆ここが大事です。 セリフが一番大きくなってる箇所を再生しながらコンプレッサーの画面を見ましょう。
GR(ゲインリダクション)がだいたい-3dBになるようにスレッショルドを設定します。

音が割れないようであればスレッショルドの値をもっと下げてもいいかも。

 

③出力レベルの調整
ピークの音量がちょっと下がった様に聞こえると思います。gainで音量を上げましょう。

 

④とりあえず少し音圧あげたい。

snapcrab_808-kick-ins-4-l1-ultramaximizer-stereo_2016-11-21_1-58-26_no-00
これまでの①から③すら煩わしいという方に。。。
マキシマイザーというエフェクトをかけましょう。例えばwavesのL1というマキシマイザーなら、ここをこうして、チョチョイノチョイです。ググりましょう!スレッショルドをいじって、Attenが-3.0dB位になるように調節します。
しかし、しっかりとコンプをかけてからマキシマイザーをさすほうが綺麗に音圧を稼ぎやすいですよ。

まだコンプに慣れない方はここで休憩しましょう^^;

余力がある方は応用編もどうぞ。

 

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